2008年1月28日

稲作の準備、田んぼ整備始まる

田んぼだよりをしばらく休んでいました。秋の稲刈り後の田んぼは、ひっそりと春を待っている状態でしたので、遠ざかっていました。

しかし、年が明けて、いよいよ2008年産のお米づくりへ、準備開始です。四季旬菜館と連携しているメダカのがっこうが広げようとしている自然耕田は、除草剤を一切使わないので、けっこう田んぼの草に悩まされます。

そこで、1月19,20日には、全国から有機農法の農家が集まり、草対策の勉強会・田の草フォーラムを開きました。北海道から四国まで、津々浦々から103名の参加者が集まり、熱い勉強会となりました。

このフォーラムで発表された草対策のうちから、3っを選び、千葉県香取市の椿農場で実験することにしました。一つは、「冬・草・田んぼ」です。冬の間、田んぼにできるだけ草を生えさせるのです。こうすると、田植え後は夏草があまり生えないというのです。

もちろん、田植え前には刈り取ってしまうのですが、どうにかして田の草をはやさないようにしたい農家にとって、冬草とはいえ田んぼに生やすのは抵抗があるはずです。

1枚の田んぼで、その冬・草・田んぼにするため、排水をよくし、乾かしたいので、地中に穴あきパイプの暗渠を敷く工事をしました。(写真)

二つ目は、「秋代かき・冬・水・田んぼ」です。すでに早春に入っておりますが、一応浅く代かきをして水を張り、冬・水・田んぼにして、田植えに備えます。

3つ目は、2回代かきです。これは田植え2ヶ月前辺りで1回代かきし、その後、浅水で草をはやさせます。そして、田植え直前に、芽が出ている草を引っかくのです。

という3っの草対策を、椿農場で実験します。この土地でどんな方法が効果的か、確かめたいのです。この結果は、いずれお伝えします。

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